天使が舞い降りた日 --たった一人の君に--




もしそれを失うならば・・・ 二度と再び手にすることは叶わぬだろう・・・―――――

俺は、ようやくこの手に・・・ 光の天使を・・・ 得た・・・―――――







君は、この世界で【目覚め】と呼ばれる存在だった。

不吉な予言の兆しとして、人々に捉えられていたその存在。


だが、俺にとって君は、最も尊き存在に変わった。


その姿のまま光の天使となり、この俺を救った。

君は、この世界と、

そしてこの俺とを救う存在として・・・

遠き、かの世界より・・・ 降りて来たのだから・・・





自分だけのものであるという保証など、どこにもなかったあの頃・・・


君の姿が見えなくなると、俺はいつも不安になった。

俺の許に、戻って来てくれるだろうかと・・・

俺のこの腕の中に、君は戻って来るのだろうかと・・・

ずっとそんな不安を抱えていた。



俺に向けてくれる君のその笑顔で、いつも安心出来るのだということを・・・―――――



そんなことを話すと、君は凄く意外な顔をし、そして微笑ったんだよな・・・・・・

「あたしは何処にもいかないよ」

そう言葉を付け足して・・・



解かっている。

俺のこの感情が、莫迦げたものであるということを。

そして自分がどうしようもない男であることも、俺は知っている。


だが・・・・

誰かに奪われてしまうのではないか・・・

俺の傍から儚く消えてしまうのではないか・・・

君を失うことを考え、そしてそれに恐れおののきながら、

ひたすら、その可能性を打ち消すしかなかった、あの頃・・・



心の中に抱いていたささやかな願い・・・もしそれが叶うのなら・・・と・・・

それが唯一、俺の支えとなっていたのかもしれない・・・



いつも自分を見ていて欲しい

いつも自分の傍にいて欲しい

見えるところに・・・ ずっといて欲しい・・・と・・・

・・・そんな風に思っていた。


その笑顔を他の誰にも見せないで欲しい

俺だけの君でいて欲しい

・・・そんな独占欲が湧き上がるのを、抑えられなかった。


本当に、俺は、どうしようもない男だ・・・

そんな思いが心を掠め・・・ 俺は、自身を嘲笑った・・・


そう・・・ ただ、俺は・・・ 君を護りたいと・・・

君のことをずっと護っていきたいと・・・

そう思っていたんだ・・・





だが、そんな俺の全てを赦すかのように、君は俺の許へと舞い降りた。

天から舞い降りる使いのように・・・

その優しい、微笑みと共に・・・


眩いばかりに輝く光の翼・・・

俺には・・・ その翼が・・・ 君の背にも、はっきりと見えた・・・




婚礼の衣装に身を包んだ君・・・

まるで、本当に光の衣を纏っているかの如く、美しかった・・・

そして誰もが君を・・・ 君のその美しさを讃えた・・・

そんな君をこの手に得られることを・・・ 俺は心から、誇らしく思った・・・



この日が来るのを・・・ ずっと俺は、待ち続けていたのかもしれない・・・






君は、本当に・・・ 光輝いていた・・・ 眩しいほどに・・・


その姿があまりにも綺麗で、そして神々しくて・・・

本当に、君に触れても良いのだろうか・・・

自分にその資格があるのだろうか・・・と・・・ 空恐ろしく感じるほどに・・・



君をこの腕に抱きしめた時、心の奥底から震えた。

そして、君の大いなる温もりの中に、この身を委ねた時・・・

俺は、本当の意味で --光-- に赦されたのだ・・・と感じた。



君の・・・ 肌の柔らかさ・・・

その滑らかさ・・・ 温かさに・・・ 俺は、眩暈を起こした・・・

そして俺は・・・ 君に・・・

君の全てに・・・ 酔いしれていった・・・



世界に・・・ 感謝せずにはいられなかった・・・


この世の全てのものに・・・

君が生まれて来てくれた事に・・・

君を育てた、まだ見ぬ両親に・・・

君をこの世に遣わしてくれた、あの力に・・・

この運命の巡り合わせに・・・

心の底から・・・ 感謝した・・・




こうして、俺は・・・ 君の全てを・・・ 得た・・・・・・








そして今・・・ 安らかな眠りから目覚めた君は・・・

その頬を薄紅色に染めて・・・ 俺の傍にいる・・・


何を言って良いのか解らないような・・・
 
少し困った感じの、はにかんだ表情で・・・

俺を見つめたり・・・ 恥ずかしげに、視線を逸らしたり・・・

そんな君の姿が・・・ とても愛おしい・・・


君への想いが、後から後から・・・湧水の如く湧き出てくる・・・

幸福感に満たされるというのは・・・こういう事だったのか・・・と

今更ながら、自分の掴んだものの大きさを思い知る・・・

永久に手離したくはない・・・・


無論、他の誰にも渡しはしない・・・




「イ・・ザーク・・?」

「・・・ん?」

「・・・さっきから・・・イザークずっと・・・あたしのこと・・・見てる・・・」

掛け布を口元まで引っ張り上げながら、君は少し恥ずかしげに、そう呟いた。



朝の陽が、その柔らかな光を窓辺に注いでいる中で・・・ 俺は目を覚ました。

こんなに・・・ 幸福な気持ちに満たされて、ぐっすりと眠ったのは・・・

恐らく・・・ 初めてなのかもしれない・・・


そして片肘を枕元につき、掌で頭を支えながら、君の寝顔をずっと眺めていた。

だから君は、ちょっと困ったような顔をしながら、

恥ずかしげに・・・ そう言ったんだ・・・


「ノリコを見ていたくてな、それで眺めていた・・・ いけなかったか?」

微笑いながら、問いに応える。

「ぇ・・ ぁ・・の・・・そんなことない・・・・・・ぁ・・でも・・じっと見つめられたら・・・恥ずかしいな・・・」

首を左右に振り、尚もその頬を赤く染めながら・・・そう言った。


知らず、笑みが洩れていた。

・・・本当に・・・君の反応は、解かりやすい。


出会った時から、君は、その喜怒哀楽を全身で表していたな・・・

まるで百面相のように、コロコロと変わる表情に・・・ そして、生き生きとした仕草に・・・

俺がどんなに癒され、慰められたことか・・・



君の反応を見るのが面白くて、それでからかった時もあった・・・

俺が本気で言ったことでも、からかっているのかと思い、

君はその頬を膨らませて、怒ったこともあったよな・・・

そんな君の膨れた顔も、とても可愛いと思ったものだ・・・


君の前でなら、俺は、自分の心の内を曝け出すことが出来た・・・

心が安定していると感じたのも・・・

そして、心から笑えるようになったのも・・・

その全てが・・・ 君のお陰だと・・・ そう思える・・・



誰かを心の底から愛すること・・・

これが、こんなに・・・ 自分を幸福な気持ちにさせてくれるとは・・・

君に出会うまで、知ることが無かった・・・


遠い昔・・・ 当に諦めてしまっていた、この感情・・・

愛されることを知らず、そして、愛することを恐れ・・・

感情を表すことすら封印し・・・ 心を閉ざしてしまった・・・


その心の封印を紐解いてくれたのは・・・ 君だ・・・

本当に、君は・・・ その見返りを求めることなく、

俺に、無償の愛を見せてくれた・・・・・・


そんな君が・・・ 何よりも愛おしい・・・







ふと、君の反応が、また見たくなってきた。

ベッドに身を起こし、君の方を向き、手を差し伸べた。


「?・・・イザーク・・」

「起きれるか、ノリコ・・」

俺がそう言うと、君は、少し不思議そうな顔をした。

それでも・・・

「うん・・」

一つ頷き、その細い手で俺の手に触れた。


君の背に手を添え、身を起こすのを助ける。

片方の掌をベッドにつき、君は、身体の前を掛け布で覆う。

俺の方を見つめては、恥ずかしげに頬を染め、やはりまた俯いた。



そんな君の仕草が、何処までも愛おしいと感じる俺は・・・

今も君に、酔い続けているのかもしれない・・・



華奢な身体を、そっと抱き寄せた。

トクン・・・ トクン・・・ トクン・・・

君の心臓の鼓動が、その動きを速めて、俺に伝わってくる・・・


「身体・・・辛くはないか・・・?」

昨夜のことを思い・・・ そう訊ねてみた・・・

君の身体が、微かに震える。

俺の胸に顔を寄せた格好で、少しの間黙っていた君は、

「うん・・・大丈夫・・・」

短く、返事をしてくれた。


その身体で、俺を受け入れるのは、辛かっただろうに・・・

君の気遣いが嬉しく、愛おしさが更に深まっていく・・・


そっと包むように、抱きしめた。

本当に、君の身体は華奢だ・・・

こんな身体で、君は今まで・・・よく頑張ってきたよな・・・

君の前向きなその姿勢にも、俺は随分と助けられて来た・・・


本当に、君は・・・ 優しく、そして美しく気高い・・・

眩いほどに輝いて、俺を何処までも魅了する・・・


今、見下ろしている君の背中・・・
 
その優しい曲線が・・・ とても綺麗だ・・・

この背に羽根があったら・・・ 本当に君は天使そのものだ・・・

羽根がないのが、不思議なほどに・・・ 君は・・・ 神々しさをたたえている・・・



「ノリコ・・・綺麗だ・・・」

耳元に唇を寄せ、そっと囁いてみた。

また微かに息を呑む君。肩を小さく竦ませて、黙っている。

だが、ゆっくりとその顔を上げた。

やはり、頬が赤く染まっている。


可愛い・・・


「もっと、おまえの顔を見せてくれ・・・俯いてばかりじゃ、おまえの綺麗な顔が見れん・・・」

「・・・ぇ・・・イザー・・・ク・・・あ・・の・・・」

思った通りの反応だ・・・ 益々真っ赤になっている・・・


「・・・そん・・な・・・やだ・・・褒めすぎ・・・だよ・・・くすぐったいよ・・・」

そしてまた、君は恥ずかしげに俯いてしまう・・・

本当に・・・ 君の反応は解かりやすい・・・


「く・・くくく・・・・」

悪いとは思ったが、・・・思わず笑いが出てしまう。


本当に、こんな風に自分が笑えるようになるとは・・・

不思議な感慨を覚える・・・


だが、口元に手を当てて笑い出した俺を見た君は、

赤くなった顔のまま呆けたような表情になる。


顔を伏せつつも、横目で君を見ながら、俺は、尚も口を押さえながら笑った。

「くくく・・く・・・なんてな。・・・・くくっ・・・」


途端に君は、口をぽかんと開けた。

その表情には、--してやられた!--という様がありありと浮かんでいる。


「イザーク・・・やだ・・・」

「くくくくっ・・・は!・・・はっはっはっ!・・」

「もう!・・・また、あたしのことからかったのね?・・酷ぉ〜い!」

「いや、すまん・・・だが・・・くくくっ・・」


尚も俺が笑いを抑えられないでいると、

「もおっ!」

君は怒りながら、片方の手で俺の胸元を叩いてきた。

もう片方の手は、掛け布で身体を隠しながら・・・



怒った君の姿も、可愛くて仕方がない・・・

こんなことを言えば、また君は怒るかもしれないが・・・



俺を叩いている手首を、すばやく掴む。

「!?・・・ぁ・・・」

驚いて見上げた、君の瞳・・・

そして俺は、君のもう片方の手首も掴み、俺の方に引き寄せた。

「はっ・・・やだ・・・」


君の身を覆っていた布が・・・ はらりと下に落ちる・・・

途端に君は動揺し、その顔が更に真っ赤になった。

「イザーク・・・ぁ・・・ぁ・・・手・・離して・・」

君の動揺が手に取るように解かる・・・

その身体には、昨夜俺が刻んだ --印-- が、幾つも浮かんでいた・・・


悪戯心が増していく・・・

「悪いが・・・それは、聞き入れられない・・・」

「だ、だって・・・だって・・・」

「・・・そんなに・・・恥ずかしいのか?」

君の顔を覗き込みながら、俺は更に悪戯に問う・・・

君は、カクカクと、まるで仕掛け人形のように、その首を何度も縦に振った。

やはり顔を真っ赤にしながら・・・


本当に君の反応は素直だ・・・

可愛い・・・可愛い過ぎる・・・


そんな君の反応を試す俺も、相当に重症だろう・・・


「・・ぉ・・お願い・・・」

「残念だが、もう遅い。さっき、おまえが目覚める前に、既に見せてもらった・・・」

君のたっての願い・・・ なのに、応える俺はけんもほろろに思えただろう。

「!?」

驚きで俺を見上げる君の表情・・・

その瞳が見開かれ、羞恥で震えている・・・

「・・・そんな・・・ずるい・・ょ・・イザーク・・・」

唇まで、震えてしまっている。

少し意地悪過ぎただろうか・・・


手首を離し・・・ だがすぐに君を抱き寄せた。

刹那、君の長い髪がふわりと舞う・・・


肌の温かさ・・・ そして、君の心臓の鼓動が伝わってくる・・・

ドクン・・・ ドクン・・・ ドクン・・・ 鼓動が速い・・・

「・・・イザーク・・・」


君の髪に頬を寄せ、そして唇を寄せる・・・

柔らかな芳香に、またも目が眩みそうになる・・・

「ノリコ」


・・・抱きしめた。

怒った君に、逃げられてしまうのではないか・・・

ふと、そんな気がして・・・


君を・・・ 離したくはないんだ・・・


「・・・怒ったのか?・・・ノリコ・・」

君の耳元に囁いた。

だが、答えはない・・


「・・・俺が・・・嫌いになったか?・・・」

ピクリ・・・ 息を呑む気配が伝わる。

俺は、君が答えてくれるのを、じっと待った・・・


暫く・・・君は黙っていた・・・

だが、やがて、俺の胸に顔を寄せたまま、首を左右に振る。

頭が揺れ、胸元に君の顔が擦れる・・・

それが妙にくすぐったい・・・

だが、嫌な感触ではなかった・・・


「嫌いになんて・・・ならない・・・・・ただ・・・びっくり・・しただけ・・」

「ノリコ」


その答えに安堵した。

君の気持ちを疑ってはいなかったが・・・ やはりホッとする・・・

もう一度、想いを込めて、君を抱きしめた・・・


「すまん・・・だが・・・後悔はしていない・・・・ ノリコは・・・ 綺麗だ・・・」

「イザー・・ク・・」

小さく、俺の名を呟く声・・・

愛おしさが、こみ上げる・・・

「さっきのことも、からかった訳ではない・・・ あれは俺の・・・ 本心だ・・・」

耳元に囁き、そして、口づける・・・

「ぁ・・」

君の身体が、またピクリと震え、更に鼓動が速まっていく・・

小刻みに震える、君の肌・・・

何もかもが・・・ 愛しい・・・


「イザーク・・・でも・・・もう、起きなくちゃ・・・」

「・・・起きる?」

その言葉に唇を離し、少し真顔になって君の顔を窺った。

顔を赤らめた君は、恥ずかしそうに、俺の問いに答えた。

「・・・だって、ニーニャさんのお手伝いもあるし、お家の修繕だって・・・しなくちゃならないでしょう?」

「ノリコ・・・」

「皆・・・待ってるかも。・・・バラゴさん達も、手伝ってくれるって言ってたし・・・だから・・」


その答えに、笑みが浮かぶ・・・

俺は髪を掻き上げ、窓の外に目を遣りながら、微笑って言葉を続けた。

「・・・そうだな。・・・だが、まだいい、今日は昼からで充分だろう・・・」

「イザーク・・・?」

「バラゴ達には、遅くまで付き合わされた。奴等だって、昨夜の深酒で、まだ潰れていることだろう・・・
だから遅くなっても、誰もヤボなことは言わんさ・・・」

「ぁ・・・」

「おまえとの貴重な時間だ。もう誰にも・・・邪魔はされなくない・・・」

「イザ・・・・・ん・・」

君が尚も何かを言い掛けるのを遮るように、俺は唇で塞いだ。

唇も、その中の熱い物も、全てを味わうように、じっくりと深く口づけていく・・・


その心地良さに、眩暈を感じ・・・

俺は、再び君に酔っていく・・・

あますところなく・・・ 君を愛したい・・・



耳元にまた囁く。

「おまえが・・・欲しい・・・ 愛している、ノリコ・・・」

君の身体がまた震える・・・ その耳にまた口づける・・・

「あ・・・・・・イザー・・ク・・・」

君の、俺の名を呼ぶ微かな声が・・・ 吐息と共に吐かれる・・・

それが俺をくすぐり・・・ そして、滾らせる・・・


もう誰にも・・・ 邪魔はさせない・・・




やっとこの手に得た・・・ 俺だけの天使・・・

それが君だ・・・

俺は決して・・・ 君を・・・ 離しはしない・・・

どんなことがあろうと・・・





そして、あの日の俺の誓い・・・ 今も変わることはない・・・

君に一生を捧げ・・・ 俺は忠誠を誓おう・・・



愛している・・・ ノリコ・・・――――








(了)





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++ あとがき ++

お読み下さり、まずはありがとうございます。
え〜〜…今回のリクを戴いた時に、PCの前で暫し固まってしまったんです。
ついに来たかぁぁぁーーー!?と思った、二人の甘甘、しかも白で書けるんですかい?…と
マジで悩んでしまったのが、この作品でして…はぃ。

で、これも本来2222hit記念リクの筈でしたが、ご報告がなかったので…
次点の2221の方のリクエストを承りました。

3回目のキリリク作品となりましたこの作品ですが、リクエストの内容は、
『二人が初めて結ばれた後、イザークがノリコに甘〜い言葉を囁いて、
それに対してノリコがドギマギ!で、イザークの「…なんてな…」をもう一度!!』
でした。

うしゃー! ←これが、管理人が固まった瞬間です(笑) モロですか?(//・_・//)カァ〜ッ…えぇ?…

で、悩んだのが、果たして白で表現しきれるのだろうか?と言う事…
読者の皆さんも気になる場面だとは思うのですが、何しろ…場面が場面。
相当気構えてしまいました。これは時間が掛かるだろうと、リク元様にも予め了解を取ったわけです。

『黒背景でも良いから、甘甘をぉ〜〜〜。ラブラブ注意報全開でお願いします!』とご注文を受け…
うわぁ〜〜、これはどうしましょ…??と頭を悩ませること数日あまり…3日間ほどは何も書けず悶々。
ふと、頭に浮かんできたのが、イザークさんの言葉…
ああ、そうか、彼視点なら書けるかも…と思い立ちました。

彼の気持ちに一生懸命なってみて、言葉を弾き出し…何とか形らしいものになってきました。

依頼を受けたのが、17日(月)です。丁度一週間要しました。
もっと掛かると覚悟していたのですが、書き出すと早かったような…
すっかりもう、ノリコちゃんを彼の天使ちゃんに仕立ててしまいました。
でも、イザークさんにとってもそんな心境ではなかったかな…と推察します。

本当は、結婚式から一連で書いていき、この場面は別枠(?)で、夜霧ちゃんにお願いするところでした。
ですから、ここだけ先に取り出したような感じとなってます。
話が前後してしまうかもしれないですが、そこはご勘弁くださいませ。

そして今回選んだ背景ですが、『黒』ではありません(笑)
初夜の翌日の朝…ということで、幾分朝の爽やかさを出したいと思い、探しました。
そしたら、これを見つけ… 『■光の雲■ -溢れる光を独り占めして-』
ノリコちゃんを天使ちゃんに仕立ててしまったので、光をイメージしたかったんです。
そして、このフレーズの『光を独り占めして』という部分に胸がドキューン。。
これしかないっ!と思い採用させて頂きました。
いつもながら、素晴らしい素材を提供してくださいます。感謝感謝です。

さて、皆さんはどんな風にお感じになるでしょうか…
かなり今回ドキドキです。いつもupする時にはドキドキするんですが
今回はかなり特別…ドキドキも倍の倍。,,,,,,,,,,,,(((( *≧∇)ノノノキャーってな感じ?

しかもリクの焦点となっている、二人のあのふざける場面っていうのは、
リクが無ければ出てこなかったかもしれない程にノーマルな展開にしようと考えていたものですから、
面白みも何にもない仕上がりになっていたかも…リクに感謝です(笑)

リク元のみんみん様のOKを戴きまして、本日upです。
皆さまのご感想をお待ちしています(*^o^*)

リクエストを下さいました、みんみん様、ありがとうございました<(_ _)>

夢霧 拝(06.04.23)
(10.05.08 本文一部改稿しました)
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