可愛い、ま・ち・が・い♪




ちゃぷん…

湯に浸かり、はふ…と息をつく。

「失敗しちゃったなー…」

明日から三日間、イザークの休暇であった。久々に夫とののんびりした時間を過ごせそうだ。
アンジモとの国境付近を流れる河の堰導入及び護岸修復の為、この七日間イザークは家を空けていた。 当たっていた人員は無論他にも在ったが、最初にこの件を振られた際、長期間家を空ける事にイザークが難色を示したのは言うまでもなかった。
それを過保護と謳(うた)う事なかれ…若干眉を顰めた独身のバラゴについてはまぁ問題外としても、娘ジーナを案じ渋い面を晒したアゴルは誰もが認める大甘の男やもめだ。ノリコと先月、晴れて夫婦の契りを交わした新婚のイザークにとっては…然(さ)もあらん。 しかも、その最初提示された《期間》とは、一月であった。

最愛の妻を一人家に残していくのか…それも一月もの間…

大切な蜜月を一月も犠牲に晒すというのも冗談ではなかったが、イザークの心配はひたすら新妻ノリコの事であった。 ひょっとして狂ってしまうのではないか…仲間内で囁かれたそんな戯言も、真言さながらに聞こえるほどの悩みっ振り。尤(もっと)もバラゴなどは、すぐ後に冷やかし笑んだが…。

「ま… 確かにおまえがいれば速いし、確実だわな…」

バラゴのこの科白が拍車を掛けたか否か… 定かではないにしろ終いに報酬の上乗せまで条件に掲げられ、頭を下げる先方に辟易し渋々承諾した訳だったが…イザークにしてみれば、報酬の上乗せよりも妻の方が良いに決まっている。
依頼主(国)が一月は掛かるだろうと踏んでいたその工事を、半月ほどに縮めるという目途を最初の七日の間に取り付けたのだから大したものだが、それも全ては愛する妻の為…
だが…三日間の休暇を過ごした後は、残りの作業を果たす為再びかの地へと戻らねばならなかった。

またノリコと離れて過ごさねばならない―――その事でイザークの表情が一層渋く、そして更に無口になったのは言うまでもない。

必要以上の会話を持たない彼を、彼を知らぬ他の町の面々は一体どう思ったであろう。唯でさえ秀麗な容貌、無駄な贅肉を一切纏わぬ身から生じる超人的な身体能力、それによって、掛かる作業の日程を驚異的に縮めた男である。 それが近寄り難い雰囲気をぷんぷん漂わせているのだ。それこそ、言うに及ばずであろう。

ノリコはこの休暇を楽しみに夫の好物--と言っても彼に好き嫌いはないが--を色々用意し、帰宅を待っていた。そして卓一杯のご馳走にイザークは一瞬呆気に取られたが、久し振りの愛妻との食事をゆるり楽しんだのだ。

「一杯用意しちゃったから、片付け物も一杯になっちゃったのよね…全部終わるのに、時間掛かっちゃった… やっぱり、背中、流してあげれば良かったな…」

鼻の下すれすれまで湯に浸かり、しみじみ思う―――――



それでも急いで片付けを済ませ、着替えを持って風呂場に行ったら、イザークは既に上がり、着替えを済ませ濡れた髪を布で拭いていたところだった。

「ご免ね、洗い物思ったより時間掛かって…遅くなっちゃった…」

元よりイザークは自分が手伝うつもりでいたのを、ノリコに、疲れているのだから…とやんわりと断られたのだった。
洗い物など、そう慌ててする事でもなさそうなものだが…―――そんな思いを抱きながらもイザークはふっと微笑い、ノリコの頭をくしゃりと撫でた。

「ゆっくり入ってこい」

撫でているその手で更にぽんぽんと優しく叩いた。

「うん」

にこり笑む姿が愛おしい。ノリコの気遣いを嬉しく思うのは勿論だが、この妻の笑顔が見たくて、早く帰って来たかったのだ。

「逆上せるまで待ってても良かったんだがな」

くっと笑いながらの科白に、ノリコはみるみる真っ赤になる。

「や、…もぉ、そんなのダメだよー、疲れてるんだから」

別に今も疲れている訳ではないのだが…とそんな苦笑めいた笑みを浮かべたが、「でも…」と言葉を継ぐノリコに、問う眼差しを向けた。

「うん、ご免ね、今度は…あの…一緒に入ろ? 背中もちゃんと流してあげるね」

真っ赤ながらもはにかむ妻を微笑ましく見つめた。

「そう願いたいものだな」

言って、ほんのり色付く可愛い唇に、とん――と一つ、イザークは口付けを落としたのだ―――――



「……」

ぶくぶく…鼻まで浸かり、吐息が音を立てる。勢い両手で湯を顔にバシャバシャと掛けた。そして天を仰ぎ、また息をつく。

「でも、また一週間は長いよー」





居間に戻ったイザークは、卓の上に用意されていた酒に苦笑を洩らした。
ノリコの厚意であろう。上がってくるのを待ちながら飲むのも悪くない―――と、酒瓶の栓を開け、杯に注いだ。
別に本当に逆上せる訳じゃない。もう少し待っていても良かったか…と些か念を残すが、まあいい、と薄く笑んだ。少なくとも三日間はノリコとの時を過ごせるのだ。

「…っ」

不意に思考が途切れる。そして、

「ぷ…くくく」

誰かが見たら訝しんだであろう、イザークは一人笑った。不用意なアレなのか、それとも思考までが無防備なのか…ノリコの思考が流れてきた為だ。多分に無意識であろう。 だが、可愛い思考に笑みが洩れた。

そしてノリコはノリコで、イザークから返って来た思念にまたもや真っ赤になった。自分の思考が洩れているとは思わなかったからだ。

「や……んー…」

ぶくぶく…頭まで湯に沈む。

思念だだ洩れ―――…穴があったら入りたい気分とはこの事だろう。


些かの後、もうすぐ上がるという思念を受け、イザークは微笑いながら頷き、杯を傾けた。





風呂から上がり洗い髪を布で撫で付けながら、ノリコは着替えようと用意した衣服に手を伸ばす。途中イザークとの思念の遣り取りなんぞもしながら…
うんうん、と明日の予定なども思念で交わせば、自然笑みも浮かんでくる。そしてその《会話》に気を取られつつも、水気を拭いまだ湯気の立つ身にスポンと寝間着を被せた――その時、

「ん…?」

身に着けたそれの違和感に気付いた。

「ぁ…やだ、あたしったら」

自分の身を覆うには少々…いや随分と大きいその寝間着。どうやら、間違ってイザークのそれを持ってきてしまったようだ。
しかし、確かに自分の衣類の仕舞ってある引出しから持ってきた筈であるのに…

「…そうか、あの時だ」

思い当たるのは、洗濯した衣服を畳んで仕舞った時。考え事をしながらであった。しかも…

「イザークの事考えてたんだったわ、あたし…」

夫の衣類を丁寧に畳み、顔に近付け香りを嗅いだ。洗濯したのだから綺麗なのだが、何か夫の匂いがするような気がしたのだ。 まるで不在の夫に包まれているような…そんな心地良い感じ。
妙に浮かれ、それからぎゅっと抱き締め、気分も宜しく、心は既に彼方へと舞い上がり、ぼぉ〜っとさせた頭でつい仕舞う場所を間違えたのだった。そして気づかぬまま自分のであると勘違いして持ってきてしまった…

「んー…どうしよ、今から取りに戻ろうか… あ…」

―――イザークに見せたら、どう思うだろう。笑ってくれるだろうか…

ふとそんな考えが浮かんだ。何も初めてじゃない。最初に…そう、樹海での最初の出会いの時、成り行きではあったが確かにイザークの衣類に着替えをしたのだった。

「あの時の事思い出してくれるかな…ふふ」

イザークにとっては決して良い出会いではなかった…というのはノリコにも解かっていたが、それはそれ。今は幸せの直中にあるのだ。 夫の反応を想像しつつ、ノリコは彼の待つ居間へと急いだ。


思考の遣り取りをしていたのが不意に途切れ、若干怪訝に思っていたそこへノリコの声が届く。

「ねぇイザーク、見て見てっ」

戻ってきたか…と、杯を置こうと、掛かる声の方に顔を向ければ、

「…っ」

…持っていた杯を落しそうになった。








「イザークの間違えて着ちゃったー」

「てへ、ブカブカ〜」と照れながら可愛い舌をぺろりと出し、己の寝間着に身を包んだ妻の姿。袖は言うに及ばず、裾も、上着であるというのに膝近くまでをすっぽりと覆い…

「ノリコ…」

固まったまま、凝視してしまった。

「ね、おかしいでしょー? …あれ…」

笑っていたノリコだが、夫の表情の強張りに気付いたのか、途端に不安げになる。

「…イザーク怒ってる?」
「ぁ…」

慌てて顔を背けた。顔が赤いと自覚する。決して酒に酔ったからではない…というのも解かる。第一こんな酒程度では酔わない。
―――…と、一体何の思考を巡らせているっ!?…と自分でも支離滅裂であるのに気付き、狼狽に要らぬ加速まで与える始末。…ホントに何をやっている。

「お…怒っている訳ではない」

しかし、そんな不自然極まりないイザークの制御不能な胸の内に今度ばかりはノリコも気付くまでには至れず、 逆に大切な夫の気を損ねてしまったのかと案じ、着ている寝間着に手を掛けた。

「ご免ね、すぐ脱ぐから」
「!?」

ここで――――??

「だめだ!」
「え?」
「あ、いや…別に、」

…声までが裏返る。何故にこんなにも動揺するのだろう。自分でも答えが出せない程。…バラゴなどが見たらかなり大ウケしそうな狼狽振りである。

「そのままでも…構わない…から…」

不安げに自分を見つめるノリコを改めて視野に戻す。気持ちを落ち着かせようと努めるものの、赤い顔はまだ治まる気配を見せない。

膝の際までを覆った裾、そして手の先まですっぽり覆った袖、そして…広い襟口の為か、片方露出している肩……

「……」

思わず周りまで確かめてしまった。ここが自宅であり、ノリコと自分の他に誰がいる訳でもないのに。
…どうかしている。



「あ、の…ご免ね、本当に…」
「え…」

言葉がないのに居た堪れなくなったのか、若干俯いたノリコが口を開いた。

「あの…ね、前にも…ね、あったの…」
「な、…何が?」
「……」

真っ赤になった顔を遠慮がちに上げる。それが例えようもなく、愛らしいではないか。

「…イザークの、寝間着を…着たの…」
「え…俺の…を?」
「うん… まさかそんなにイザークが驚くとは思ってなかったから… あの、…イザークがお仕事で何日も帰らないって時に…」
「……」

そうだったのか―――!? イザークはノリコをまじまじと見つめた。

「一人でだと寂しいし、ほんの戯れのつもりで、イザークの寝間着を着たら…何だかホッとして…あのね…なんか、イザークに包まれてるように思えて… だって、洗濯してもほんのりイザークの匂いが残ってるような気がして…布地もたっぷりしてるから、あの、それで、凄く安心して…」
「ノリコ…」
「ほら、樹海で…最初にイザークがあたしに着替えをくれたでしょ? 濡れた制服の代わりに…」
「あ、ああ…」

そんな事もあったな… 改めて思い返した。あの時は、そう…ノリコの目立つ異界の服を処分したかったから、已むを得ずそうしたのだった。

「だから、全くの初めてじゃあないし…、あのね、ガーヤおばさんの家に泊まった時にもね、実はイザークの寝間着を持って行った事があるの」
「え…」
「見つかって…半分呆れられちゃったけど、えへへ」

自嘲するように微笑みを浮かべ、ノリコはまた顔を若干伏せた。

「一人でも、何だかイザークと一緒にいるような気がして…って言ったら…おばさん『しょうがないねー』って。でも、あたしらしいねって…微笑ってくれたの…」
「……」

…何かでガツンと殴られた気分だった。

―――そうだったのか…

確かに一人残していくのは憚られ、ガーヤの家に行くのも勧めたが…そんな事があったのだとは…
いつぞやノリコを迎えに行った時、ガーヤが終始意味深な笑みで自分を見ていたのにもこれで合点が行った。
自分の衣類で寂しさを凌ぐ夜もあったのだ…
そして、こんな自分を迎える為に、卓一杯のご馳走を拵えて待っててくれたのだ…
なんといういじらしさ… 極まった感情が喉元まで迫り上がり、爆発しそうになる。

それにしても…

裾から見える素足。白くて、細くて、頼りなげで…

―――か、可愛い…全てが、可愛過ぎる…

己の顔はまだ赤いだろうか…釘付けになった脳腑で思考する。
そして、さっきとは別な意味での恐慌に陥った。
なんて事だ。こんな可愛い妻を自分は長い事一人にしていたのか…そして、この休暇の後、更に七日も一人にしてしまうのか…?
長い、七日は長過ぎる。致し方なしかとも思えていたが、とんでもない事だ。

―――七日も…掛けてなどおられん…

これ以上寂しい思いなどさせられなかった。暗い夜を独りで寂しく迎え過ごし、泣いている妻の姿まで目に浮かぶ。

『イザークぅぅ…寂しいよぉぉ…ぐすん…』

"こ〜んな科白"までがセットアップ完了。…終いに、何ががブチっと音を立てた。

………一時的、思考機能停止(通称ブラックアウト)。

「……」

全身がわなわなと震える。ノリコが消えてなくなるに等しい衝撃だった。

―――やはり、こんな依頼など受けるのではなかった…

なんて愚かな事をした…自分を殴りつけたい衝動に駆られるほど激しく後悔したが、全ては後の祭り。
そう、後の祭りなのだ。受けた依頼は果たさねばならん… 本音は投げ出したい…が、それも出来ん。
責任感の強い己の性格が悔やまれたが、愚痴ったところで今や詮なし…
―――ならば…

「…? イザーク、あ…」

華奢は身は、夫の温もりにすっぽり包まれた。風呂で温まった身であるが、それを遙かに凌ぐ程の温もり…そして伝わってくる夫の匂い…
あ… と、ノリコは思った。イザークの服に包まれるのも安心するけれど、やっぱりイザークに直に抱き締められる方が良い…  当然だ、大好きなイザークなのだから…
そしてイザークも感じていた。思った通り、寝間着の下は僅か下履き(つまりは下着のパンツねー♪)しか身に着けていない。 無防備な装いが妻の華奢な身を間近に感じさせ、イザークはまたも己を殴りたくなった。

―――こうなったら、きっと… いや、必ず…

「あ…っ」

先ほどまでの狼狽振りは何処へ… 妻の身を今度はふわり抱き上げ、安心させるように微笑み掛けた。

「寂しい思いをさせて、すまなかったな…」
「…イザーク」

そしてノリコを抱き上げたまま、居間を出た。

「イザーク、あの、お酒は?」
「今夜はもういい」
「え、でも、片付け…」
「明日の朝でいい、俺がやる」
「イザー…ク…?」

断固として語る夫を見上げながらも、程なく何かを悟ったように恥ずかしげに頬を染めて俯き、そのまま夫の逞しい身に頬を寄せた。 そして、やっぱり次は一緒に風呂に入りたいな…と思い馳せるのであった。
一方のイザークも、そんな風に甘える妻を一層愛おしく思った。
自分だって、長い事家を空けるのは不本意なのだ。まして可愛い妻にこれ以上の寂しい思いなどどうしてさせられる!? この世界に残ったノリコに寂しい思いなど決してさせはしないぞと心に決めていたのだ、それがなんたる在り様か。
考えては蘇る怒りであるが、とりあえず明日からの三日間は休暇だ。誰にも邪魔されない休暇だ。

―――…邪魔などされて堪るか。

この三日間はノリコに寂しい思いなど絶対にさせるまい。
そう固く誓うイザークだった。

そして、二度と… そう、絶対、絶対…





その晩と後の三日間、イザークはノリコとの蜜月を存分に楽しんだ。風呂に至っては… 語るのは野暮というものだろう。
そして断腸の思いで、再び任地へと赴いた。無論ガーヤの許にノリコを預けるのも忘れず、失笑も買うには買ったが、そんな細事、今のイザークには意に介す事由にもならない。
まあ、店を手伝ってくれるノリコの存在が有難い…というのはガーヤにとっても本音である。だから彼女もこれを好しとした訳で。

「アレ、今日も持って来たのかい?」

ニコニコしながらノリコに耳打ちした訳で。…で、やはりノリコも真っ赤になったりした訳で。
で、そんなノリコを見て、孫を抱ける日も近いのではないか…と更にガーヤもほくそ笑んだりした訳で…。


…そんな事より、

「いいか、三日だっ。それ以上は許さんっ」

当のイザークはモノ凄い形相で周囲を威嚇し、更にモノ凄い速さで作業に取り組んだ。
それこそ休む間も惜しんで…そして、周りが舌を巻くほどに…
終いには、既に半月に縮めたその作業期間を更にもう半分も縮め、公言通り三日以内で依頼を終えてノリコの待つ自宅へ戻り、 十日間ほどは他の依頼を一切断って、愛妻との甘い休暇を過ごした。

以来、イザークは、四日以上自宅を空けるような依頼を受けた事はない。仮に来たとしても、その全てを断っている。

「三日が限度だ。上回るなら断る」

本音は…一日だって家を空けたくはないのだ。

バラゴ、アゴル、そしてガーヤ辺りはやはり苦笑を隠せなかった。
この依頼の最初の請負主カイザックと、二ーニャも同じく…
それでも、イザークの気持ちは解かるらしく皆寛大な態度に納まっている。
結局はそれを、彼の「らしさ」として受け止めているのだ。彼等もまた長閑なる人種と言えるだろう。


全ては愛である。そう、愛の力は偉大なのだ。
この世が救われたのも、愛があったからだ。

…そういう事にしておこう。



そして…――――

快挙となったその堰及び護岸工事については、後々語り継がれる伝説にまで相成った。
無論それを上回った者はいない訳であるが、皮肉な事にこの功績が更に彼の名声(!?)を高めるという結果を生んだ。
逆に依頼の数が増えたのを、彼はどんな思いで受け止めた事だろう。宿命に翻弄されていた時でさえ、天上鬼の力を求める世の権力者達から逃れる為に苦しんだものを…本当になんという皮肉…。
しかしながら、これもノリコとの旅の生活で身に着けた処世術という奴か。それとも、宿命に打ち勝ったという自信の成せる業か。 転んでも只で起きるイザークではなかった。

…いや、そもそもの話、イザークの辞書に"転ぶ"という文字など在り得ない。

長期に及ぶ依頼には当然の真顔--氷の如き無表情とも言う--でもって、報酬の増額、及び妻の同伴をこれまた当然の如く条件に掲げる。 ちゃんとした宿泊の場を用意させるのも、無論忘れる事はない。
責任感の強さというのは、多分にあらゆる場面で行使されて正義である。
そして皮肉には皮肉で応酬するのも、正義である。

…これも彼の「らしさ」、であろうか。

……。

そういう事に、しておこう。




うーむ。今回も…どっとはらい。…って事で良いですか? えっ、ダメ?(滝汗)
※ 作中にある「アンジモ国境付近にある河」とは管理人の妄想の産物です。原作には存在しませんので、悪しからず御了承くださいませ。




★★★



++ あとがき ++ …みたいなもの(笑)

有難うございまーす(にこにこ)
ひなた様が我が家をこよなく可愛がってくださるんですぅぅ。はぃ、御戯れ絵…またも賜りましたんでございますよ。
前回「カルチャーショック劇場」にて、イザークの服をノリちゃんに着せたらだぶだぶで絶対に可愛いーーー♪
と、そんな妄想してしまったのを、絵に起こしてくださいまして…

『やっぱ寝間着がイイですかね?(笑)描いちゃってもイイですかね?(笑)ってか 描きたいんですけど(笑)落描きでも許されますかね? 昼間に妄想が駆け抜け てったんですよ…(仕事中だろ、おい)明日あたりなんか届いたら笑って下さい』

うっきょーーーん!!! ━━(゚∀゚)━━> ←意味不明な奴。多分ド真ん中命中で再び逝ったと思われ。

ひたすら恐縮ですよーーーー!!!(わーんっっ!!)でも嬉しいですよーーーー!!!(ひゃうううっっ!!)
で、届きました『なんか』があの御絵でございますー。

いんやぁ仕事中の妄想って、素敵ですね♪(笑)
私も、暇な時なんぞは仕事中でも妄想しますけど(笑)
あ、火を弄ってる時にはしてませんよ、勿論(汗)

で、一つ浮かんだシチュエーションに肉付けして、お話作ってみました。如何でしたでしょうか。
イザークさんが七日も家を空けるんだろうか…書いてて浮かんだ疑問であります。
なので、そんなに家を空ける筈がないな…と、三日以内の依頼しか受けなくなったいきさつも込めてみました。
そして、しかも、新婚さんですよーーーん♪←当然興奮(笑)

『このイザークさんの狼狽っぷりならまだ新婚当時かな(笑)』

だそうで。うん、新婚さんの初々しさがぷんぷん漂ってますねー(笑)
という事で、新婚さん設定で文を考えてみました。
でも、この二人はずっとずっと蜜月な感じがする…ええもう、ずっと、永遠に蜜月。イイですね、蜜月。この響き、大好きです♪(笑)

で、やっぱりイザークさんの衣類着せたら、可愛い〜〜〜っっ!! しかも、ね・ま・き♪

ゆめぎり:『この寝間着の下は、ひょっとしてショーツ一枚だけ…とか?(笑)』
ひなた:『ええ、勿論ショーツ一枚ですよ!(力説せんでも良かったか)』

いやぁ、表現が下世話でスミマセン(苦笑)。。という訳で、あんな感じになりました(笑)
独りぼっちの夜も、最愛の夫の寝間着を着て、包まれてるような気分に浸る…ああ、ノリちゃん、あなたってば可愛過ぎるっっ!! いやぁ、また惚れ直してしまいましたっ。
…で、はぃ、風呂にもしっかり(笑)。
まあ普段の彼なら妻が来るまで待つか、あるいは家事が終わるまで入らずに待っているか、あるいはさっさと手伝ってしまって、一緒に(笑)…なんでしょうが、時間差っぽいシチュに、ちょっと、ええ、もう無理やり今回の形にしてみました。ご免なさいっっ。
ええ、普段の彼は風呂は妻としっかり、で、三日間の休暇でもしっかり(笑)
え…いちゃこらですかー? …新婚さんですよ?

…当然ぢゃないですか(きっぱり)。

しかし…怒涛の工事作業でしょうね。きっと。想像するに、微笑ましくもあり、可笑しくもあり。
いや、男は一生懸命なんですよ、愛する家族の為に。うん、そんな貴方がやっぱり大好きです。
愛は偉大なんです。愛は世を救うんですよ。だって『彼方』は、

〃 ̄∇)ゞ愛のスーパー戦記ですからぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜♪

ちなみに…作中、「ご免ね、すぐ脱ぐから」との科白に、「ここで―――??」としたのは、狼狽による"思考の飛躍"です(笑)なんの飛躍なんだか…
その後は、自分の寝間着も好きに着て良い…とノリコに許可を出しましたとさ。どっとはらい。
…いや、基本新婚さんに寝間着なんぞ要らんとも思え…(ぉぃ)うーん、もしくは着てる寝間着を脱がすのも一つの楽しみだと思われ…(コラ)



ひなた様、どうも有難うございました。
貴女のセンスとノリの素晴らしさ、ホントもう最高です。私のド真ん中ホントもう突き捲り(笑)。。
拙い文章ではありますが、添えさせて頂きました。

皆様にも、どうも有難うございます。阿呆な文章にお付き合いくださいまして、ホントホント…
もっとユーモラスな文章に出来れば良かったんですが、私が書くと何故かテーマが重くなっちまう…
…たはは〜、どうか許してくださいまし。精進致します。
そして、ほんの少しでも「へらっ」と笑ってくださいますなら無上の幸せでございます。


イザノリに心よりの愛を込めて…
夢霧 拝(09.10.17)

……いんやぁ…面白テイスト、嵌りそうですわ。精進せいよ、という事でしょうかね…(´▽`*)アハハ アハ


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