ひなた様より頂きました第二段でございます。
拝見させて戴いた第一印象は…ただただ「凄い…」。それ以外の言葉が浮かんでこなかったんです。
『また描けたら貰って頂けますでしょうか?』との有難いお言葉に、どんな絵を頂けるのだろうか…とワクワクしながらお待ちしてましたが、まさか「蒼月鬼譚」を題材に選んで戴けたとは…。







『月夜で、光を受けて輝く蒼銀の髪…実際に見たらキレイだろうなぁ〜(妄想中…)』
原作軸で以前書かせて頂いた拙作の中の「蒼月鬼譚」。その後書きの中で私、こんな言葉を書いていたんですね。
なんと一緒になって妄想してくださったと仰るのですから、ひたすら恐縮であります。

月夜に輝ける蒼銀の髪のイザークさん…何処の場面かお分かりになりますか?
彼にとっては忌まわしいだけの姿、でも、心にいつも案じているのはノリちゃんであるんですね。だから、自分の変化した姿なんぞ構わず--勿論見られたくはない姿ではあるのでしょうが--ノリちゃんの許へ駆け寄る。その心情が切なくもあり、そして嬉しくもあるんです。

このお話書かせて頂いたのはもう三年も前になるんですね(^^; いやぁ〜…
当時は、まあ私にとっても色々とゴタゴタの始まりを見た時期でありまして、色々考える処もあったりなかったりで、この話を書くのにも相当自分を鬱々状態に追い込んで取り組ませて戴きました。普通の心理状態ではちょっと書けなかったし、書くという心のボルテージも、かなり追い込んだ結果の作品であったと記憶しています。 でも、今改めて読み返すと、稚拙な部分はやっぱりありますねー(苦笑)。
後書きの中でも少し触れてるんですが、人を斬ったり、何かを退治したり…そういうのは物語の中では案外普通に描かれている部分なのかもしれないけれど、実際にあったとしたら実に怖い部分だったりする訳で。 実際現代社会では、人を斬れば罪になる訳ですから、そうした事が好むと好まざるとに関わらず日常の中で当たり前にあったりする一コマであるというのは…そしてそうした中で生きていかねばならない--彼の宿命をも含めて--というのは、誠に切なく感じさせる。
夢を見させる物語がファンタジーであるのなら、怖い一面もまたファンタジーの一つであります。勿論全てが全てではないでしょうが…、考えるのは、登場する人物が色々あっても最後は幸せであればイイな…という事。それはイザークさんに対しても抱く想いであります。
この話の時点では二人はまだ両想いではないけれど、無意識でも互いに思い遣っている部分が大いに見られたであろう時期と考えられるので、後に想いが通じるのが一層嬉しかったりする訳なのです。

長々と管理人的思考を書いてしまいました。スミマセン。

絵を見た瞬間の感想もそうですが、これは相当お遣りになっているな…と思いましたら、ビンゴです。アナログ時代を含めて二十数年は絵の経験をお持ちであると明かしてくださいました。 片手間にしか描けない私なんぞ、たとえ百万年経とうとその足元にだって及べませんですよ。小指でタッチも出来やしない。はぅぅ。。
手の角度であるとか、目線、服の皺…そうした、ちょっとした、でもとても細かな描写が凄く自然。デッサンが上手い。
ひかわさんの描かれるキャラがバランスが凄く良くて、見てて疲れないんですが、この方の描かれるイザークさんも綺麗です。
うん、じっと拝見してると、月光との関連がとてもイイ。凄く綺麗です。この月が彼の気持ちを全て語ってくれているような、そんな感じしませんか? 彼の切ない部分と相まって、とても綺麗に思わせる…本当に素敵な絵です。

改めて、有難うございます…と、ひなた様の住まわれる地へ向け、叩頭させて頂きました。もう貴女にひたすら随いて参りたい…そんな心情であります(お住まいの地も教えて頂きました♪)

画像をクリックされますと、大きな絵に飛べます。大きな絵…実はそれも縮小版でして、元絵はもっともっとデカイのであります(にんまり)。
管理人のディスプレイは横1600ありますんで、どうにか縦スクロールのみで拝めるのですが、小さめのモニター画面だと全面表示には如何であろう…と、若干小さめの物にさせて戴きました。でも魅力も感動も減る事はないですよー。
それでももし、元絵(1500x1744 ございます)をご覧になりたい方は、クリックで飛んだ絵のURL「jpg」の前の「m」の部分を「l」に替えて再表示してみてください。すんごぉぉ〜く大きな元絵がご覧になれます(^^)b

ひなた様、立て続けに絵を賜るというこの上なき僥倖、噛み締めて噛み締めて何度も反芻し、夢のようなほわわんとした気分にどっぷり浸り、未だに元の世界に戻ってこれませーん(笑)。
幸せに浸りつつ、このページを作成させて頂きました。至高なる時を賜り、本当に本当に有難うございました。

また描きたいと思って頂けるような話が書けるように、私も精進させて頂きますね。
こんな管理人でありますが、今後もどうか拙宅を可愛がってくださると嬉しいです。
(09.09.23)

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